婚活を始めるときに最初に悩むのが、「どの手段を選ぶか」です。
マッチングアプリ、結婚相談所、親の会。仕組みも費用も違って、合う人・合わない人も分かれる。とはいえ、実際に使ってみないと違いがわかりにくいのも事実です。
そこで、婚活7年でこの3つすべてを試した僕が、それぞれの違いと「自分に合う選び方」を体験ベースで解説します。
マッチングアプリ:手軽だけど戦略勝負
マッチングアプリは、一言で言うと「自分で全部やる婚活」です。
プロフィール作成、写真選び、相手の検索、いいねの送信、メッセージのやり取り。すべての工程が自分次第。手軽に始められる反面、戦略がないと結果は出ません。
僕の場合、Pairsを約6年、Omiaiを約5年使っていましたが、結果は散々でした。
マッチング数、ほぼ0。
実際に会えた人、0人。
これは決してアプリのせいではなく、戦略がまったくなかった僕自身の問題でした。
何がダメだったのか
一番ダメだったのはプロフィール写真です。1枚目はエレベータの姿見で撮った写真。スマホで顔の半分が隠れていて、しかもNorthFaceのダウンジャケットでもこもこした30代男性。今振り返ると、何ひとつ魅力的に見える要素がありません。
2枚目は同じ格好でゴルフのドライバーを構えた写真。3枚目だけ結婚相談所で撮ったお見合い写真でした。要するに、婚活アプリ用の写真を一切準備していなかったんです。
キャンプに行った時の写真や、街中で背景をぼかした自然な写真など、もっとマシな選択肢はいくらでもあったはずです。
アプリ攻略のセオリーを後から知った話
調べてみると、マッチングアプリには明確な攻略法があります。
マッチングアプリの80%はプロフィール写真で判断される。
参考:next-level.biz
写真で8割が決まるなら、エレベータでもこもこになっている男に勝ち目があるわけがありません。
さらに、登録直後の1週間ほどは新規ユーザーとして優先表示される期間があるそうです。この間にどれだけ「いいね」を稼げるかが勝負。これを知ったのは、ずいぶん後になってからでした。
「養分」と呼ばれてやめた話
そんな僕も1年ほど課金していた時期があります。月数千円〜、追加で「いいね」やブースト機能にもお金を使っていました。
きっかけは、ネットで見かけたある記事でした。
強者男性やいいね数が高い男は、無料でも普通に出会えている。
課金しているのは弱者だ。
なんか急に虚しくなりました。確かに、結果ゼロのまま課金し続けている自分の姿は、まさにそれでした。それ以来、課金はやめました。
あと、これは僕の体感ですが、マッチングアプリは結婚相談所や親の会と比べると、結婚への本気度が一段低い印象があります。気軽な出会い探しの場という側面が強く、すぐに結婚したい層は意外と少ないように感じました。
まとめるとこんな形でしょうか?
・プロフィール作成に時間をかけられる人
・写真にこだわれる人
・メッセージのやり取りが得意な人
・数をこなして経験を積めるメンタルがある人
・結婚を急がず、まずは気軽な出会いから始めたい人
結婚相談所:お見合いが量産できる仕組み
結婚相談所は、一言で言うと「お見合いを量産できる仕組み」です。
登録された会員同士のプロフィールを検索して、申し込み、相手がOKすればお見合い成立。マッチングアプリのようにメッセージのやり取りに時間を消費することなく、いきなり会うところから始められます。
僕はNozzeに32〜33歳から3年ほど在籍していました。当時の業界では3番手くらいの規模だったと思います。
費用感
正確な金額は記憶があやしいですが、3年間で総額60万円程度だったと記憶しています。入会金+年会費+オプション料という構成で、決して安くはありません。これにデート代も乗ってきます。
料金体系は数年で変わっているので、現在の料金は各相談所の公式サイトでご確認ください。
お見合い実績
3年で約15回お見合いをしました。月に2回ペースくらいでしょうか。
申し込めるだけ申し込むスタンスで動いていましたが、印象に残っている方は数人程度。年齢層も職業もバラバラで、保育士、営業、事務などいろんな方とお会いしました。
ありがたかったのは、結婚への意識が高い方が多かったことです。マッチングアプリでは「気軽に会いたいだけ」の層も混ざりますが、相談所は登録時点で結婚を前提にしているので、温度感がそろっています。マッチング率(申し込んでOKがもらえる確率)も、自分の体感では高めでした。
サポート体制は相談所による
僕のいたNozzeは「自分でやるタイプ」の相談所だったので、カウンセラーとの接点はほぼ更新タイミングだけ。仲人型のように細かくフォローしてくれるわけではありません。
担当は最初の応対をしてくれた男性カウンセラーが付いてくれたので、その点は楽でしたが、活動中のサポートを期待するなら、別の相談所(IBJ連盟系など仲人型)を選んだほうが良いと思います。
退会の経緯
3年経った頃に、ちょうど親の会の活動も並行していたので、そちらに比重を移す形で退会しました。詳しい退会理由は、別記事でじっくり書く予定です。
まとめるとこんな形でしょうか?
・結婚を意識した相手とすぐに会いたい人
・お見合いを数こなして経験を積みたい人
・年間20万円前後の費用負担が許容できる人
・自分から動けるタイプの人(仲人型ならサポート手厚い)
親の会:親が動いてくれる縁談スタイル
親の会は、一言で言うと「親が初手を担当する縁談スタイル」です。
未婚の子を持つ親が集まり、プロフィールを持ち寄って我が子の代わりに婚活する。マッチングアプリや結婚相談所のように自分でプロフィールを検索することはなく、親が「この人どう?」と持ってきてくれます。
僕の場合、母がLMマリアージュに登録してくれていて、今の妻ともこの親の会経由で出会いました。
費用感
3つの中で圧倒的にリーズナブルです。LMマリアージュの場合、月会費3,850円〜という構成。お見合いの申込みなどに別途費用はかかりますが、結婚相談所のように年間数十万円ということはありません。
本気度の話
ここで気をつけたいのが、親の会の「本気度」は親の本気度であって、本人の本気度ではないこと。
そもそも親の会は、子どもが「登録して」と親に頼むケースはほぼありません。親のほうが子どもの結婚を心配して、勝手に登録するのが基本パターンです(我が家もそうでした)。
なので、親の会だけで動いている人は、本人の主体性は薄いと考えていいでしょう。お見合いに来てくれるのも「親に言われて、まあ会ってみるか」くらいの温度感の可能性があります。
例外は、相談所にも自分で入っていて、なおかつ親の会経由のお見合いにも応じている人。煩わしさを受け入れてまで両方やっているわけですから、本気度Maxと言っていいと思います。実際、僕自身もこのパターンでした。
注意点:選べる範囲は狭い
親がフィルターをかけてプロフィールを持ってくる仕組みなので、自分で検索することはできません。「自分では絶対選ばない」プロフィールが届くこともあります。煩わしいと感じる人には合いませんが、その中に良縁が潜んでいることもあります。僕はまさにそのパターンでした。
まとめるとこんな形でしょうか?
・自分は動きたくないけど、親に任せれば動いてくれる人
・費用を抑えたい人
・相談所と並行して、出会いの間口を広げたい人
・親との関係が良好な人
親の会の仕組みやお見合いの段取りは別記事で詳しく解説しています。
3つを比較してみた
ここまで紹介してきた3つの婚活手段を、表で整理してみます。
| 項目 | マッチングアプリ | 結婚相談所 | 親の会 |
|---|---|---|---|
| 費用 | モテ:無料/非モテ:月3,000〜10,000円 | 初年度20〜70万円、2年目以降20万円〜※ | 月3,850円〜(LMマリアージュ例) |
| 出会いの数 | 高(戦略次第。僕は0) | 中(月2回ペース) | 中(3ヶ月に4件程度) |
| 自分で選べる度 | 高 | 高 | 低(親フィルター) |
| 結婚意識の高さ | 低 | 高 | 中(親経由だがお見合いは意識あり) |
| お見合い・初対面のハードル | 高(僕には激高) | 低 | 低 |
| 必要な戦略・努力 | 高 | 中 | 低(※プロフ紹介文は親の欲目に注意) |
| サポート体制 | なし | 中(オプション次第=金次第) | なし |
こう見ると、親の会だと子どもはプロフィール作成にすら関わらないんですよね。すべて親まかせ。改めてすごい仕組みだ…。
自分に合う手段の選び方
ここまで読んで、自分にはどれが合いそうか見えてきたでしょうか。チェックリスト形式で整理してみます。
マッチングアプリが向いている人
☐ 自分のペースで婚活したい
☐ プロフィールや写真作りに時間をかけられる
☐ メッセージのやり取りが苦にならない
☐ 数をこなして経験を積める
☐ 結婚を急がず、出会いから入りたい
マッチングアプリは「気軽な出会い目的」「恋活目的」「婚活目的」と、利用者の目的がバラバラなのが特徴です。アプリを使うときは、自分がどの目的なのかを最初に整理して、プロフィールにも明記しておくと相手とのミスマッチを減らせます。
結婚相談所が向いている人
☐ すぐに結婚を意識した相手と会いたい
☐ お見合いの数をこなしたい
☐ 月2万円前後の費用を許容できる
☐ サポートやカウンセラーを頼りたい(仲人型)
☐ 自分でリードして関係を進める覚悟がある
親の会が向いている人
☐ 自分から動くのは苦手だが、親が動いてくれる環境がある
☐ 婚活費用を抑えたい
☐ 親主導の婚活でもプライドが傷つかない人
☐ 相談所と並行して、出会いの間口を広げたい
☐ お見合い後の段取りは自分でできる
最強パターン:相談所+親の会の並行
僕の場合、最終的に結婚できたのは「相談所と親の会を並行」していたからだと思っています。
相談所で月2回のペースでお見合いを重ねて、場慣れする。並行して親の会経由の出会いも逃さず対応する。煩わしさはありますが、出会いの母数と本気度の両方が確保できます。
費用は重なりますが、長期間アプリで結果が出ないより、短期決戦で結婚にたどり着く方がトータルでは安いかもしれません。
…とはいえ正直に言うと、本音は「もっとスマートに対処したかったなぁ」です。親まで動員して7年かかってゴール、なんてダサい話だなと思いつつ、これが現実でした笑。
まとめ:僕は最終的に親の会で結婚した
ここまで、3つの婚活手段の違いを比較してきました。整理するとこんな感じです。
- マッチングアプリ:自分次第、戦略勝負
- 結婚相談所:お見合いの量産システム、本気度高い相手と会える
- 親の会:親が初手、自分は楽だが本人の本気度は薄め
僕の場合、Pairsを6年・Omiaiを5年使って結果はゼロ、結婚相談所には3年通って成果なし、最終的に親の会経由で出会った今の妻と結婚しました。
「最後は親に助けられた形」ということになりますが、振り返ってみれば、それぞれの手段を試したからこそ、自分に合うのは何かが見えたのだと思います。
ちなみに、本当に「自力で結婚」を目指すなら、結婚相談所+お見合いパーティーをひたすら回すのが王道です。親に頼らず、自分の足だけで動き続けられる人。これが一番カッコいい。
僕は、そこまで頑張りきれなかったタイプです。だから親の会に助けられました。ただ、それは決して妥協ではなく、結果として今の妻と出会えた最良の選択でした。心から幸せな結婚ができたと胸を張って言えます。
婚活で大事なのは、「自分がどのタイプの婚活なら結果が出るか」を知ることだと思います。
僕みたいに、アプリで6年も結果が出ないままズルズル課金している、なんてことにならないように。早めに自分に合う手段に切り替えることが、結局は最短ルートになります。
妻に褒められる旦那は、選択肢を知った上で動きます。

