はじめに
僕は親の会(代理婚活)経由で出会った妻と結婚しました。通算9人の方とお見合いをして、最後の1人が今の妻です。
つまり僕は親の会の「成功者」側なのですが、だからこそ、この記事ではあえて嫌だった部分・微妙だった部分だけを正直に書きます。
「親の会 やめとけ」と検索している人が知りたいのは、きれいな説明ではなく実際のところだと思うので。
先に結論だけ言うと——親の会のデメリットの正体は、仕組みそのものではなく「親の距離感」です。順番に説明します。
デメリット① 情報が伝言ゲームになる
親の会は、親同士がプロフィールを交換して縁談を持ってくる仕組みです。つまり、相手の情報はすべて「親というフィルター」を一度通ってきます。
僕が実際に困ったのはこの2つでした。
写真が古い。 9人お見合いした中で、写真と実物が全然違う方が2人ほどいました。……とか言っていますが、実は僕自身も3年前に結婚相談所で撮った写真を最後まで使い回していました。妻の写真も3年前のものだったそうです。お互い様ですね。
プロフィールがふわふわしている。 「優しい子です」みたいな抽象的な紹介文に、簡単な職業と趣味が添えられている程度。結婚相談所のプロフィールと比べると、判断材料としてはかなり心もとないです。
プロの手が入らない、という構造的な問題
これは偏った見方かもしれませんが、女性側のプロフィールで「仕事をバリバリやっています」「海外旅行によく行きます」が前面に出ているものが多かった印象があります。本人の充実ぶりは伝わるものの、「お見合い相手にどう見えるか」という視点は薄め。
結婚相談所ならカウンセラーがプロフィールを添削してくれますが、親の会は親が書くのでプロのチェックが入りません。写真の古さも紹介文のふわふわさも、根っこは同じ構造だと思います。
救いもある:「親の情報ですからねぇ」はネタになる
ただ、これには救いもあって。お互いに親の会経由だとわかっているので、実際に会って情報が違っても「まぁ、親の情報ですからねぇ」で笑い合えるんです。むしろ最初の話のネタになるので、僕はそこまで苦になりませんでした。
デメリット② 相手の本気度が読めない
親の会は、子どもが「登録して」と頼むケースはほぼなく、親が心配して勝手に登録するのが基本です(我が家もそうでした)。
なので、お見合いに来る人の温度感はバラバラです。
僕がお会いした女性は、積極的ではないにせよ、ちゃんとした方が多かったです。どちらかというと微妙なのは男性側かもしれません。仕事が忙しくて他に婚活はしていないけれど、親に言われたから一応参加する——というスタンスの男性です。
妻から聞いた話では、そういう「結構自由な男性」が多かったそうです。
デメリット③ 親が出しゃばると、縁は壊れる
ここが本題です。僕が9人とのお見合いで実際に体験した「親案件」を並べます。
お見合いの席に、相手の親が同席してきた。 こちらへの断りもなく、当日いきなりです。
休日の朝、寝ているところに相手の親から電話。 次のお見合いをどうしようか考えていたタイミングで、「うちの娘とはどうなっているのか」と。正直、この電話で「この人と結婚したら、この親とずっと繋がるのか」と一気に面倒になって、お断りしました。
両家の親同伴のお見合い。 8歳下の方とのお見合いだったのですが、双方の親が同席して、なんだかよくわからないお茶会で終わりました。
妻からも似た話を聞いています。デートに親が作ったお弁当を持ってくる息子さんがいたそうです。
まとめると、親の会がうまくいくかどうかは「親が出会いを作るところまでで引っ込んでくれるか」にかかっています。親が交際の中身にまで出てくると、ほぼ良い結果になりません。
デメリット④ お見合いの段取りは全部自分
親の会にはカウンセラーがいないので、お見合いが決まったあとの段取りは全部自分でやります。
相手への連絡、場所決め、席の予約、当日のタイムキープ、お会計のやり取り。お会計は「全部自分が払う」と決めておけば楽ですが、そのやり取り自体が地味に面倒です。
お金はかからない代わりに、労力というコストは確実にあります。段取りの具体的なやり方は別記事にまとめているので、そちらをどうぞ。
→ 親の会経由のお見合いで男がやるべきこと|段取り四点セットと次の約束
デメリット⑤ 断りが曖昧で、自然消滅しがち
結婚相談所なら、お見合い後の可否はシステムやカウンセラー経由ではっきり伝わります。親の会にはその仕組みがないので、「次の約束をしなくなって、そのまま自然消滅」が一番多いパターンでした。
はっきりしない分、気楽といえば気楽です。ただ、妻は一度、お断りのあとに相手の親から電話が来て「うちの息子のどこが悪かったのか、教えてほしい」と問われたことがあるそうです。断りの後処理にまで親が出てくる可能性がある、というのは覚悟しておいた方がいいです。
費用のデメリットは?→ 実はほぼない
「デメリット記事」なので費用の不満も書きたいところですが、正直に言うと費用面の不満はほぼありませんでした。
僕の親が登録していたLMマリアージュの親・友の会の場合、現在の公式サイトによると、登録費は子ども1名につき2,000円。月会費はなく、あとは代理お見合い会やプロフィール閲覧会に参加するときの参加費(1回1万円前後)がかかる仕組みです。僕のケースでは、お見合い料も成婚料もかかりませんでした。結婚相談所に3年で約60万円払った身からすると、桁がひとつ違います。かかるのはお見合い当日のホテルラウンジのお茶代くらいで、これは相談所のお見合いでも同じです。
ただし、料金体系は会や時期によって違う可能性があるので、そこは登録前に各会へ確認してください。
デメリットを水増ししても仕方ないので、ここははっきり書いておきます。親の会のデメリットはお金ではなく、ここまで書いてきた「情報の薄さ」と「親の距離感」です。
まとめ:「やめとけ」への僕の答え
親の会のデメリットを整理すると、こうなります。
- 情報が伝言ゲームになる(写真が古い・プロフィールがふわふわ)
- 相手の本気度が読めない
- 親が出しゃばると縁が壊れる
- 段取りは全部自分
- 断りが曖昧で自然消滅しがち
それでも僕は、親の会で妻と出会って結婚しました。
「親の会はやめとけ」に対する僕の答えは、「親の距離感次第」です。出会いを作るところまでやって、あとは引っ込んでくれる親なら、登録費2,000円と実費くらいでこれだけ動いてくれる仕組みは他にありません。逆に、交際にまで口を出してくるタイプの親なら、縁を壊す原因になるのでおすすめしません。
ちなみに最後のデメリットをひとつ。親の会経由で結婚すると、結婚後もたまに「あの縁は私が見つけてきた」という話が出てきます。主に妻の母からです。親の手柄感、どうやら一生ものです笑。まぁ、事実なので何も言えません。それも込みで親の会、ということで。
親の会の仕組みそのものについては、こちらの記事で詳しく書いています。
僕のように相談所と並行するのも、出会いの間口を広げる意味でおすすめです。
→ 婚活の手段を迷う男性へ|アプリ・相談所・親の会の違いと選び方を比較
妻に褒められる旦那は、親の力も借りつつ、距離感だけは自分で守ります。




