オールフリーで、酔いました
先日、妻とスシローに行ったときの話です。
僕はその日、飲まないと決めていたので、頼んだのはオールフリーでした。
ノンアルコールビールなので、もちろんアルコールは入っていません。
ところが、最初の一口を飲んだ瞬間、軽くフワッときました。
酔ったときの、あの感じです。
2ヶ月以上も炭酸水ばかり飲んでいた体には、それだけで十分だったのかもしれません。
念のためもう一度書きますが、アルコールは1滴も入っていません。
ここでふと疑問が湧いてきました。
僕は毎晩ハイボールを4本飲んでいた人間です。
その僕が、アルコールの入っていない飲み物で酔った気分になっている。
じゃあ、今まで僕が求めていた酔いって、何だったんでしょうか。
この記事は、その疑問が出てくるまでの記録です。
減酒を始めて2ヶ月半、外食で飲む日と飲まない日を、自分なりに試してきました。

外食イコール飲酒、という思い込み
減酒を始めて2週間ほど経った、6月のある土曜日。
僕は朝からAIに、その日の過ごし方を相談していました。
返ってきたのは、緑の中でクラフトビールが飲めるビアガーデンと、夕方から恵比寿でディナーを食べて屋外で映画を観るプランです。
どちらも楽しそうですが、僕は禁酒中でした。
日中の予定に変えてもらうよう頼み直しながら、気づいたことがあります。
僕にとって夜の外食は、酒を飲むための時間でした。
飲まないなら、夜に出かける理由がありません。
旅行の予約と、天ぷらうどん
日中の予定を探していたら、妻から指摘が入りました。
「旅行の予約、そろそろしておいたほうが良くない? スーパーサマーセールが終わる前に行こうよ。」
ずっと先延ばしにしていた宿題でした。
こうしてその日の予定は、HISでの旅行相談に決まりました。
そして旅行の予約が無事に終わって、昼は池袋の東武百貨店のレストラン街で、天ぷらうどんを食べに行きました。
当然、お酒も置いてある店です。
外食といえば、お酒と一緒に美味しい料理をいただくところ、という頭があるので、昔の僕なら迷わず昼酒を決め込むところでした。
でもこの日は、メニューを見ても酒のページは見て見ぬふりをすることにしました。
せっかく禁酒を継続できているのと、うどんという和食、お昼時に集まるファミリーの目を気にすることでようやく我慢することが出来た感じです。
予定が流れ続けた1ヶ月
うどん屋さんでお昼に飲まずに済んだからといって、僕が我慢強くなったわけではありません。
このあと、美味しいお酒を飲むつもりの記念日の食事や、お祝いの席といった予定がいくつか控えていたからです。
自分ルールでは、そういう日は飲んでいいことにしていました。
次の週末には、お酒が飲めるスペシャルな予定があったからこそ、突然に湧いたチャンスで無理やり飲まなくてもいいか!という考えが出来ました。
ところが、待っていた予定は来ませんでした。
1つ目が流れ、2つ目も流れ、3つ目も流れました。
どれも、僕の立場からはどうにも出来ない理由でした。
こういうとき、昔の僕なら当日中に飲酒機会の埋め合わせをしていました。
または夜に飲めばいいか…と。
でも、せっかくここまで次の一杯を楽しみに延期をしているんだから、ちゃんと待ちに待ったイベントでお酒が飲みたいので、我慢を継続できました。
そうやって過ごしていたら、気がつくと1ヶ月が経っていました。
強い意志で禁酒したわけではありません。
次の一杯を楽しみに取っておいたら、その予定のほうが逃げていっただけです。
減酒を始めた経緯は、別の記事に書きました。
最初の1週間がどうだったかも、別の記事に書きました。
禁酒1週間目のつらさは体じゃない。「もう自由に飲めない」焦燥感だった
飲む日は、あえて昼に置く
1ヶ月ぶりに酒を飲んだのは、7月の中頃でした。
妻の夏季休暇祝いで行ったスシローで、久しぶりのハイボールが体に沁みたのを覚えています。
このとき、酒の味が思っていたよりずっと濃く感じられて驚いたのですが、その話は別の記事に書きました。
酒を飲むために買ったソーダストリームが、酒をやめる道具になった
そして最近は、飲む日を意識して昼に置くようにしています。
昼に飲めば、夜には酒が抜けています。
その日一日が酒で終わらないのが、思っていたよりありがたい。
結婚記念日に行ったランチは、コースで一人6,000円ほど。
スパークリングワインとワインまで付いて、この値段でした。
昼のほうが予約を取りやすいのも、実際に予約してみて感じたところです。
先日行ったとんかつ屋も、昼を選びました。
最近は、飲むなら夜に響かない時間にしよう、と考えるようになりました。
飲まないシチュエーションの拡張
最近やっているのが、飲まずにいられるかどうかの確認です。
冒頭に書いたスシローが、まさにそれでした。
寿司屋なんて、僕にとっては飲むと決まっている場所です。
7月に飲んだのと同じ店です。
そこで飲まずにいられるか試してみたくなって、その日はオールフリーにしました。
念のため、店までは自転車で行きました。
飲もうと思えば飲めてしまうので、先に退路を断っておいたわけです。
結果としては、無事にオールフリーと備え付けのお茶だけでお寿司を楽しむことが出来ました。
また別の日には、前から気になっていたとんかつ屋に行きました。
こちらは最初から飲むつもりで予約した日なので、迷わず3杯です。
じっくりと味わって飲んだので、1杯ずつの味の違いもわかるし、酔いも回らずに楽しむことが出来ました。
お酒を楽しむって実は風味のことで、酔いはそこまで重要でないかも知れません。
そして先日、1ヶ月ぶりに家で焼肉をしました。
焼肉で飲まずにいられるか、昔だったら挑戦しようとも思わないシチュエーションです。
これもなかなかの難関でしたが、飲まずに済みました。
妻の目があったのも大きかったと思います。
今のフェーズは、飲まずにいられる場面を、少しずつ増やしている最中です。
ちゃんと食事に集中すればなんとかなる、というのが今の考えになってきています。
まとめ:毎晩4本生活は、何だったのか
減酒を始めて2ヶ月半、外食との付き合い方はずいぶん変わりました。
夜に飲むのが当たり前だったのが、飲む日は昼に置くようになり、飲める場所で飲まない日も増えました。
自分の中で驚いたのは、冒頭のオールフリーの件です。
アルコールの入っていない飲み物で、僕は軽く酔った気分になりました。
とんかつ屋で飲んだときも、味と香りを楽しんでいるだけで、酔いはそこまで重要ではありませんでした。
じゃあ、毎晩4本飲んでいたあの頃、僕は何を求めていたんでしょうか。
酔うためだったのか、味が好きだったのか、それとも飲むという行為そのものが習慣になっていただけなのか。
本当に習慣だけの問題だったのかなぁ、と思います。
答えはまだ出ていません。
でも、飲まずにいられる場面が増えるたびに、あの毎晩4本が少しずつ遠くなっている気はしています。
妻に褒められる旦那は、駄目な習慣を少しずつ上書きします。
※本記事は個人の体験記録です。体調に不安のある方は医療機関にご相談ください。

