長年、僕のヒゲ剃りは夜のお風呂タイムと決まっていました。朝は時間がない。
カミソリを使うなら濡らして、丁寧に剃って、周りを拭いて……とても朝のルーティンに組み込める代物ではありませんでした。
転機は同僚からの一言。
「電気シェーバーって、濡らさなくても剃れるし、周りも濡れないよ。朝でも全然いける。」
これだ、と思いました。朝にヒゲ剃りを済ませられるなら、夜のお風呂タイムが少し自由になる。さっそくフィリップスを購入しました。
結果、撃沈。
CMの「優しい深剃り」というイメージに完全にやられたんですが、実態は衝撃の浅剃りでした。朝剃っても15時には髭面が復活する始末。「外出先に替えのシェーバーを持ち歩けとでも言うのか」という絶望感。力の限り皮膚に押し当てると、浅ゾリがゆえ筆者によるパワープレイにより本来の使い方ではありえない肌へのダメージ。(2012年頃のモデルの話です、念のため)。
結局たどり着いた運用がこれです。
- 夜:カミソリで1日分をしっかり深剃り
- 朝:フィリップスで半日分をなんとなく整える
シェーバーだけれども結局夜もカミソリを手放せない。本末転倒というより、夕方少し髭面が増しになるという程度の妥協運用でした。
その後ブラウンに乗り換えてようやく深剃りができるようになり、朝だけで完結する生活を手に入れました。そして婚活をきっかけに、ヒゲ脱毛へ踏み切ることになります。
僕のヒゲ処理遍歴
| 時期 | 方法 | コスト |
|---|---|---|
| 長年 | 夜お風呂カミソリ | 年約3,000円 |
| 短期 | フィリップス+夜カミソリ併用 | 本体2万円(深剃り難で挫折) |
| 約1年 | ブラウン(朝のみ) | 本体4〜5万円 |
| 現在 | ヒゲ脱毛 | 総額17万円(20回コース) |
費用だけで比較するとどうなる?
それぞれの運用を20年スパンで計算してみました。
カミソリ派(1ヶ月1本交換)
替え刃:約3,000円 × 20年 = 約6万円
シェーバー派(4年ごと買い替え)
5万円 ÷ 4年 × 20年 = 約25万円
ヒゲ脱毛
初年度一括:17万円、以降ノーコスト
意外な結果になりました。シェーバー派が一番高い。
カミソリは替え刃だけなので安く済みますが、シェーバーは本体買い替えのたびにまとまった出費が発生します。脱毛の17万円は高く見えますが、初年度に一括で払ってしまえばその後はずっとノーコスト。シェーバーのようにランニングコストがかかり続けることはありません。
なお、サロンによってはローンを組む方法もありますが、利息がかかるため個人的にはおすすめしません。一括払いが難しい場合は、貯めてから申し込むのが無難です。
各メーカーの推奨交換サイクルはだいたい横並びなので、「どのシェーバーを選ぶか」より「何年使うか」のほうが費用に大きく影響しますね。
コスパだけじゃない。タイパ・メンタルパフォーマンスで比べると?
タイパ(時間対効果)
毎朝5分のヒゲ剃りを20年続けると:
5分 × 365日 × 20年 = 36,500分(約608時間)
約25日分の時間を、ヒゲを剃るためだけに使う計算です。脱毛後はその5分がまるごと消えます。朝の支度がシンプルになって、地味にですが毎日ラクになりました。
メンタルパフォーマンス
カミソリやシェーバーで朝剃っても、夕方には青みが出てきます。デートや仕事の大事な場面でふと気になる、あの感覚。
脱毛が進むにつれて、夕方のヒゲ面がどんどん気にならなくなります。清潔感が一日中キープできると、自信にもつながります。
毎日刃を当て続けることによる肌荒れやカミソリ負けも、脱毛後はほぼゼロに。「剃り忘れた」「夕方ヒゲ面になった」という小さなストレスがなくなるのは、メンタル的にじわじわ効いてきます。
脱毛のデメリットも正直に言います:ダンディな髭ライフの喪失リスク
ここは正直に書きます。
脱毛は基本的に不可逆です。将来「やっぱりダンディな無精髭を武器にしたい」と思っても、もう戻れません。
30〜40代で脱毛を決断するということは、「ヒゲのある自分」を永久に手放すということでもあります。僕自身は後悔していませんが、「いつかヒゲを生やしてみたい」という気持ちが少しでもあるなら、そこは慎重に考えたほうがいいと思います。
コスパ・タイパ・メンタルパフォーマンスの三拍子が揃っていても、この「なりたい自分像」だけは費用では測れないポイントです。
まとめ:3つの軸で整理すると
| 比較項目 | カミソリ | シェーバー | ヒゲ脱毛 |
|---|---|---|---|
| 費用 | 20年で約6万円 | 20年で約25万円 | 初年度17万・以降ゼロ |
| 毎朝の時間 | 5分かかる | 5分かかる | ほぼゼロ |
| 夕方のヒゲ面 | 出る | 出る | 出ない |
| 肌荒れリスク | あり | あり | ほぼなし |
| 将来の選択肢 | 残る | 残る | 戻れない |
コスパ:カミソリ最安・シェーバーは意外と高い・脱毛は初年度のみ
タイパ:脱毛の圧勝
メンタルパフォーマンス:脱毛の圧勝
将来の自由度:カミソリ・シェーバーの勝ち
婚活中・清潔感を意識し始めたアラフォー世代で、「ヒゲのない自分」でいいと決めているなら、脱毛は十分コスパに見合う選択だと思います。僕自身、やってよかったと感じています。
妻に褒められる旦那は、ヒゲを根元から断つことで、コスパもタイパも清潔感も、まとめて手に入れています。

