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禁酒1週間、体はそんなにつらくなかった
離脱症状で地獄を見た話ではありません。むしろ、メンタル的な別のつらさが僕の場合は大きかったです。
僕は現在43歳の会社員です。
5月25日の晩から、減酒に取り組みました。
それまでは毎晩、ハイボールを500mlの缶で4本くらい飲んでいました。
きっかけは、減酒を志す様になった日の未明に胸が苦しくなったことでした(その全体像はこちらの記事に書いています)。
その深夜に感じたちょっと重めの体調不良は、減酒に取り組むのに十分な動機となりました。
そうと決まれば、早速挑戦です。
もともと自分のことをアル中気味だと感じていた僕は、減酒に取り組むに当たり、襲ってくるだろう離脱症状についてもなんとなくの覚悟が有りました。
小離脱や大離脱で出るという、発汗と手の震え。
それから不眠です。
僕にとってお酒は睡眠導入剤みたいなものだったので、まぁ眠れなくはなるだろうな、とは思っていました。
毎晩4本の男が急にやめるのだから、それなりの目に遭うのだろう。
それくらいの覚悟でまずは減酒に1週間取り組みました。
で、結果なのですが、体はそこそこ問題もなく大丈夫で、覚悟していた離脱症状に襲われることはありませんでした。気づいていないだけかも知れません。元気なものです。
じゃあ、何がつらかったのか。
僕の方でずっとつらかったのは、頭(メンタル)の方でした。
体に出たのは、朝の「ズシンとした重み」だけでした
覚悟していた離脱症状ですが、僕が気づいた範囲では、ありませんでした。
発汗もなければ、手の震えもない。
不眠に至っては、心配していたのが馬鹿らしくなるくらい普通に眠れました。
お酒に寝かしつけてもらっていたと思っていたんですが、どうやら僕の思い込みだったみたいです。
長年の相棒だと思っていた相手に、実は何もしてもらっていませんでした。
実際、寝つきはどうだったのか。
妻からは、「少し遅くなったけどそれでも早いよ」と教えてもらいました。
ただ、ノーダメージだったかというと、そうでもありませんでした。
朝、起きるときに体が妙に重いんです。
二日酔いのときの体のだるさとは別物で、体の芯にズシンとした重みが残っている感じ。
しっかり寝たはずなのに、むしろ疲れが蓄積されているかのような体の重みを感じました。
この重みが気になって、AIに聞いてみました。
それによると、この身体の重みは、肝臓がアルコールの分解ではなく、肝臓自身の修復やアルコール分解以外の溜まっていた仕事に取りかかっているために起こっている、その疲れらしい、とのことでした。
僕の肝臓、今まではアルコールばかりにかまけていて、本当に必要な仕事をずいぶんと放置していたようです。
そのしわ寄せが、起床時の今の身体の重みにつながっているというわけです。
もちろんこれは受け売りですし、あくまで僕の場合の話です。
でも、まぁイメージ的にはそんなことが起きているそうです。
健康診断の前日など、たまに飲まない日はあったんですが、そのときにこんな重みを感じたことはありませんでした。
だからこの変化には、正直おどろきました。
減酒、効果出ているんじゃない?と。
最初の難敵は、その日の夜の自分でした
体が平気なら、何がそんなにつらかったのか。それは初日の夜に襲ってきました。
その日の未明、僕は胸が苦しくて冷や汗をかきながら、トイレで座り込んでいました。
この胸の痛みはヤバいんじゃないか。
とうとう症状として出た。もう酒は控えなければ…と。
そう思い、自分を守るための減酒を始めようとしたのです。
で、仕事が終わってその日の夜です。
夜には「朝はつらかったけど、今は通常運転だし飲んでもいいかな」と考えていました。
よく考えると朝の冷や汗から12時間も経っていません。
自分の健康を守る決意をしたはずだったのに、帰りの電車の中でもう酒を飲もうか葛藤していました。
結局は、この葛藤は、「流石に今日ぐらいは炭酸水で我慢するか!朝に胸が痛かったって妻に報告しちゃったし」なんて気持ちに区切りをつけ、なんとか初日を乗り切りました。
こういうところは家でも人の目って気になりますよね。
後日談ですが、妻は僕の報告を覚えていませんでした。そんなこと言ってたかもね、位に言っていました。
一連の体験をして、まぁやっぱり体の問題じゃないなと思いました。。
酒を欲しがってきたのは体ではなくて、酒飲まなきゃリセットできないと思い込んでいる気持ちの部分と毎晩の習慣そのものだったんです。
この気持ちに訴えてくる辛さや喪失感は以前も似た経験をしているな、と思ったんです。
この感じは、タバコをやめたときもまったく同じような状況でした(タバコをやめたときの記録はこちら)。
「もう自由に飲めない」。これが一番つらかった
減酒して1週間で、はっきり「つらい」と感じた瞬間が2回ありました。
どっちも、酒とは関係ない場面です。
1回目は、晩ごはんを食べながら炭酸水を飲んでいたとき。
2回目は、風呂で髪を洗っていたとき。
なんてことのない、ただの日常の1コマです。
そのどちらでも、ふと、こんな考えに襲われました。
「あぁ、もう自由にお酒飲めないんだなぁ」
体が酒を求めて震える、とかじゃないんです。
「もう飲めない」のかと思うと、すっごい消失感。
ざわざわと、どうにも落ち着かないんです。
そういえば僕は、昔からこうでした。
別に続けたくもない学研を、やめると言われたときには全力で引き止めたり。
もう好きでもないのに、なんとなくバスケを続けていた時期もあったり。
やめる・手放すというのが、どうにも苦手なんです。
継続依存症、とでも言うんでしょうか。
やめたほうがいいに決まっているのに、その落ち着かなさだけは、どうにも消えてくれませんでした。
最初の週末、妻に止められました
減酒を始めて5日後、最初の週末がやってきました。
平日をなんとか乗り切って、迎えた初の金曜夜です。
ここでちょっと、昔の話をします。
僕はこの少し前に、AIにダイエットの相談をしていました。
そのとき、案の定というか、酒の量について指摘を受けたんです。
しかもこの相談、指摘される前に自分から「まずは2本になんとかおさえるでいい?」と切り出していました。
やる気はあったんです。相談した当時は。
AIからの答えは、「毎日4本を、まず2本に減らしましょう。」でした。丸め込み成功です。(AIに相談する意味あるのか?)
これが、僕の中にあったダイエット基準でした。
そんなダイエット基準が頭にあったので、最初の週末にそれを都合よく引っ張り出しました。
「週末だし平日頑張ったし、飲んでいいよね!」と。
胸の痛みで禁酒を始めたはずなのに、いつの間にかなんとかお酒を飲むために、ダイエットの減酒ルールを持ち出し始めました。
自分に都合のいい解釈だけを、器用に選んでいたわけです。
飲みたい欲、恐るべしです。
僕はわりと元気に言いました。
「週末だから飲もうかな!」
やめる気あるのか、という話です。
でも当時の僕は、本気で「週末は別枠」だと思っていたんです。
平日は我慢した。だから週末はご褒美。
そういう理屈が、自分の中で普通に通っていました。
これに対する妻の返しが、こうです。
「それで加速して土日どころかずっと飲み続けない?」
何も言い返せませんでした。
しかも、ただの正論じゃないんです。
僕の過去の実績に、完全に裏打ちされた正論でした。
僕は少し黙って、それから言いました。
「うん、飲まない!飲まないよ!」
我ながら、声が大きかったと思います。
乗り切った支えは、宣言とレモン炭酸でした
意志の弱さは、もう自分でわかっています。
なので僕は、意志に頼るのをやめました。
代わりにやったのが、毎晩の宣言です。
炭酸水を作る前に、妻の前でこう言うんです。
「さぁ今日も飲もうかな。炭酸水をね!」
せめて禁酒が続いている、頑張っていることを、妻にアピールしたい。
それをバネに禁酒を継続しました。
で、その炭酸水ですが、僕はソーダストリームで作った炭酸水に、ポッカレモンを入れて飲んでいます。
これが味的に、ハイボールの置き換えとして最適なんですよね。
独身時代の自作ハイボールは、角ウイスキーをこのレモン炭酸水で割って作っていました。
今置き換えている炭酸水は、ちょっとウイスキー風味がないくらいで、ほぼ同じ感覚です。
なんなら、ちょっと酔った気分になれます。
もっと昔はソーダストリームを持っていなかったので、セブンイレブンで強炭酸水のレモン味をよく買っていました。
昔から、ハイボールにはレモン強炭酸水がお決まりだったんです。
好きな味って、早々変わらないものです。
ちなみにこのソーダストリーム、もともとは酒を割るために買ったものです。
それが今では、酒をやめるための炭酸水を作ってくれています。
この機械の話は、別の記事で詳しく書きます。
ここで、自分ルールを決めました
初日から10日ほど、僕はなんとか禁酒を続けられました。
でも、ここで正直な気持ちも出てきます。
僕は別に、この先ずっと一滴も飲まずに生きていきたいわけじゃないんです。
今は体調に不安があるから飲んでいないだけで。
我慢だけでいくと、たぶんどこかで反動が来ます。
そこで僕は、自分なりの減酒ルールを決めることにしました。
まず、家飲みは当面禁止。
家で飲み始めると、一気に元の毎晩4本に戻る自信があります。
そのうえで、記念日やたまの外食では、酔いすぎない程度に飲んでいい。
美味しいご飯を前にしたら、やっぱり合わせたくなりますからね。
そこまで禁じると、続くものも続きません。
このルールを最初に使ったのが、2回目の週末でした。
記念日のランチで、僕はワインを2杯だけ飲みました。
ここで大事なのは、その後です。
昔の僕なら、昼に飲んだ勢いで、家に帰ってからも飲み直していました。
でも、このときは飲み直しませんでした。
昼に飲んで、それで気持ちよく終わりにできたんです。
自分でも、ちょっと厳しめの基準だとは思います。
でもこの自分ルールと、妻の目。
この2つで、ぼちぼち守っていければと思っています。
まとめ:1週間目の敵は、体ではなく頭でした
禁酒1週間目を振り返ると、つらさの内容はこんな感じでした。
体に来たのは、起き抜けの際にズシンとした身体の重みがメインでした。
どちらかというときつかったのは、ほとんどメンタルのほうでした。
初日の夜には「今日くらい飲んでいいかな」と考えていたし。
風呂に入れば「もう自由に飲めないのか」と落ち着かなくなる。
体が酒を欲しがるというより、気持ちのほうが酒に引っぱられていました。
飲めなくなることに、これだけ寂しさを感じている。
これはもう、思考としてはアルコール依存症だよなと思います。
まぁ、もともとその毛があることはわかっていたのですが。
そんな自分でも10日間継続できたことは、良かったと思います。
僕がどうしてこんな生活になったのか、その全体像はこちらに書いています。
同じ「やめる」でも、タバコのときの記録はこちらにあります。
最後に、ひとつだけ注意書きを。
僕は毎晩4本飲んでいましたが、幸い、ひどい離脱症状は出ませんでした。
ただ、長く多量に飲んでいた人が急に酒を断つと、体に強い症状が出ることがあるそうです。
僕は医者にかかったわけでもなく、あくまで自己判断で減らしただけです。
不安のある方は、僕のマネをせず、まず医療機関に相談してみてください。
さて、10日間の禁酒でわかったのは、酒をやめるのは根性だけの話じゃない、ということでした。
飲まないと決めて気合いで耐えるより、置き換え品でごまかしつつ、飲む日を自分で決めてそこを目標に頑張るほうが、僕にはずっと楽でした。
禁酒と言いつつも、100%飲まないようなルールではなく。
ゆるくても楽しみが残された状態で頑張るのでもいいのかな、と思っています。
妻に褒められる旦那は、白黒で判断しないでグレーを楽しみます。
※本記事は個人の体験記録です。体調に不安のある方は医療機関にご相談ください。

