【体験談】禁煙で変わった清潔感|20代と30代の二度の挑戦から学んだこと

はじめに:二度の禁煙が教えてくれた「清潔感の正体」

僕がタバコを吸い始めたのは、20歳と6日目。
きっかけは、部活の反省会に出られなかった悔しさと、同期からのすすめでした。

当時は一箱280円くらい。大学生でも「ちょっと背伸び」くらいの感覚で手が出せる価格。
最初は「かっこいい」「大人っぽい」「みんな吸っている」——そんな安直な理由だったと思います。

でも結論から言うと、僕は 二度禁煙 しました。
そしてその過程で「清潔感とタバコの関係」を強く実感しました。

20代の禁煙:環境と“禁煙セラピー”の後押しでやめられた

吸い始めて1年半後、就活が始まり内定をもらった頃。
入社前の研修で衝撃を受けました。同期に喫煙者が一人もいなかったんです。

人事の人が「タバコ行く人ー?」と声をかけても誰も動かない。
「自分だけ浮いちゃう?」と焦りを覚えた瞬間でした。

そんな時に出会ったのが、当時話題だった 『禁煙セラピー』。
本に書かれていた言葉はいまも印象に残っています。

  • タバコが原因で病気になれば、医療費も生活も苦しくなる
  • タバコを吸うからイライラが収まるのではなく、タバコがイライラを作っている
  • 普通の人はタバコなしでもストレスを解消できている
  • 喫煙者はタバコに縛られているだけだ

ちょっと過激で「喫煙者は虫だ」なんて表現もあったような記憶があります(※記憶違いならすみません)。
でも、この“思い込みを壊すような言葉”が当時の自分には響きました。

さらに、同期に喫煙者がいない環境も追い風になりましたね。
「今やめなきゃ」と思える環境が整っていました。

「いざ禁煙!」と禁煙を始めてみましたが、最初の1日は地獄、3日目まではさらに地獄。
でも、「これは洗脳だ」と自分に言い聞かせ、なんとか乗り越えました。
どうしても我慢できなかった際には研究室の仲間が向かう喫煙所について行って副流煙を浴びることで耐え凌いだりしていました。

そして入社までに無事禁煙成功。社会人生活を“タバコなし”でスタートできたんです。

30代の再喫煙と再挑戦:婚活と焦りの中で

しかし、30歳前後で再びタバコに手を出してしまいました。
きっかけは婚活。街コンに通ってもうまくいかず、帰りに「反省会」と称して漫画喫茶で酒とタバコを楽しむ…。そんな駄目な甘やかしを繰り返していました。

そして決定打は、長期休暇に原付で四国88箇所を巡った旅で、「バイクとタバコって、なんかカッコよくない?」と思ってしまったこと。
そんな一瞬の“血迷い”が喫煙再開の引き金になりました。

そこから約5年間、3日に1箱ペースの喫煙生活。
何度もタバコとライターを捨てては、翌日に買い直す——。
「やめたいのにやめられない」自分に嫌気がさす日々でした。

そして迎えたある冬。年始の「今年こそはちゃんとしよう」という気持ちで、再び禁煙を決意します。

36歳の禁煙:気合と葛藤で勝ち取った成功

二度目の禁煙は、正直に言えば 気合と自負 の勝負でした。

  • 一度やめたことがある、という成功体験
  • 昔読んだ『禁煙セラピー』のうっすらした記憶
  • 「もう一度、あの初日の地獄をやりたいか?」という自問自答

特に印象に残っているのは、禁煙初日の夜。
仕事帰り、喫煙所の前で「吸いたい」「やめたい」を行ったり来たり30分。
寒空の下、2〜3メートルの間をブツブツ言いながら歩く自分。
傍から見れば完全に怪しい人(笑)ですが、その夜を乗り越えたのが転機でした。

「もう二度とこのつらさを味わいたくない」と思うことで、
最もきつい3日目と1週間をなんとか乗り越えることができました。

禁煙で実感した“清潔感の変化”

禁煙をして実感したのは、やはり 清潔感が段違い に変わることです。
実は口臭ケアや歯のケアも同じで、少しの習慣で印象は大きく変わります。
👉 妻に口臭を指摘された旦那がフロスを再開して気づいたこと も、清潔感アップのきっかけでした。

  • 口臭が改善した
  • 歯や服にヤニ汚れがつかなくなった
  • 「タバコくさい」と言われなくなった
  • タバコ切れでイライラしない(むしろ穏やかになる)

僕の場合、歯の黄ばみは体質要因も大きいのでタバコだけのせいではありませんでしたけど。
でも、タバコをやめることで 「不潔に見られる要素」を一つ消せる のは大きな収穫でした。

僕なりの禁煙のコツ5つ

最後に、僕自身の経験から「禁煙のコツ」をまとめます。

  1. 最初の3日目をどう耐えるかが勝負
  2. 「もう一度、あの初日のつらさを味わいたいか?」と自問する
  3. 本や言葉で「喫煙は思い込み」と認識を切り替える
  4. 環境を変える(同期・友人の影響は大きい)
  5. 飴やガムに頼りすぎない(別の依存を作らない)

僕は気合でやめましたが、いまは 禁煙外来・ニコチンパッチ・ガム などサポート方法も豊富です。
「本気でやめたい」と思ったとき、そうした仕組みを使うのも賢いやり方だと思います。

禁煙のサポート情報は、厚生労働省のたばこと健康ページ でも詳しく紹介されています。
医療機関を活用した禁煙プログラムなど、信頼できる方法を探すときに役立ちます。

まとめ:清潔感は「やめる勇気」から生まれる

  • 歯の黄色さは体質も関係するが、清潔感の面でタバコは確実にマイナス
  • 20代は「環境と本」で、30代は「気合と葛藤」でやめた
  • 禁煙のコツは“最初の3日をどう乗り越えるか”
  • いまは支援サービスも多く、無理なく取り組める時代

👉 褒められる旦那は、もうタバコに戻りません(たぶん)。


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